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CD19陽性リンパ腫瘍のCAR-NK細胞治療、奏効率73%

2020年2月21日  New England Journal of Medicine

再発性または難治性CD19陽性リンパ系腫瘍(非ホジキンリンパ腫または慢性リンパ性白血病)患者11例を対象に、臍帯血由来のHLA非適合抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)形質導入ナチュラルキラー細胞(CAR-NK細胞)の効果を第I/II相試験で検討した。 その結果、CAR-NK細胞投与はサイトカイン放出症候群、神経毒性、移植片対宿主病の発生と関連せず、炎症性サイトカインの増加もなかった。最大耐用量は未到達だった。8例(73%)が奏効し、そのうち7例では完全寛解が達成された。用量に関係なく投与後30日以内に奏効を得た。投与したCAR-NK細胞は増殖し、12カ月以上にわたり低値で持続した。重大な毒性の発現は認められなかった。 ...