POAG眼の白内障手術、ステント留置で眼圧上昇リスク減
視覚的に有意な白内障を伴う軽症ないし中等症の原発性開放隅角緑内障(POAG)患者556例556眼を対象に、白内障手術時のシュレム管マイクロステント(Hydrus® Microstent)留置による術後早期の眼圧コントロール効果をHORIZON試験のサブ解析で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した眼圧スパイク(40mmHg超と定義)の術後1日時発生率はステントの非留置群14.4%、留置群 1.4%、術後1日時のベースラインからの10mmHg以上の眼圧増加発生率は22.5%、3.0%と、ともに非留置群で有意に高かった(いずれもP<0.001)。眼圧は非留置群で留置群に比べ有意に高かった(P<0.001)。ベースラインでの眼圧高値は1日時の眼圧スパイク発生オッズ増加を予測したが、ステント留置は術後の眼圧スパイク発生の可能性低下と関連した。 ...
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