新たに診断を受けた神経膠芽腫患者761例(中央値60歳)を対象に、分子サブグループ内の造影(CE)および非造影(NCE)病変の摘出と生存期間の関連を後ろ向きコホート研究で検討。神経膠芽腫はイソクエン酸脱水素酵素遺伝子1または2(IDH)野生型とIDH変異型をサブグループとした。 その結果、CE病変とNCE病変を摘出したIDH野生型若年患者の全生存期間(OS)はIDH変異型患者と同等だった(OS中央値37.3カ月)。CE病変を摘出したがNCE病変が残存したIDH野生型若年患者のOSが短縮した(同16.5カ月)。IDH野生型高齢患者はCE病変摘出で恩恵が得られた(同12.4カ月)。全サブグループで、CE腫瘍の最大切除とOSの関連が確認された。 ...
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