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ポリープ切除後出血、抗血小板薬併用がリスク増加と関連

2020年2月25日  Surgical Endoscopy

大腸内視鏡的ポリープ切除術施行患者1050例を対象に、抗血小板療法(薬の数、種類、継続または切り替え)のポリープ切除後出血リスクへの影響を検討した。 その結果、対照(抗血栓薬の使用なし)に比べて、使用した抗血小板薬の数が多いほど出血リスクが有意に増加した(調整オッズ比:単剤療法3.7、2剤併用療法4.6、3剤併用療法11.1)。単剤療法ではアスピリン(同4.3)、チエノピリジン系薬(同6.3)、シロスタゾール(同5.9)、2剤併用療法ではアスピリン+シロスタゾールで出血リスクが有意に増加した。単剤療法継続での出血率はアスピリンが4.3%、チエノピリジン系薬、シロスタゾール、他の抗血小板薬はそれぞれ0%だった。 ...