1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 深部SSI予防の陰圧閉鎖療法、標準法と差なし

深部SSI予防の陰圧閉鎖療法、標準法と差なし

2020年2月24日  Journal of the American Medical Association

英国の外傷病院24施設で大外傷に関連する下肢骨折の手術を受けた患者1519例を対象に、切開部の陰圧創傷閉鎖療法による深部手術部位感染症の抑制効果を無作為化臨床試験で検討した。 その結果、30日時の深部手術部位感染発生率は陰圧閉鎖療法群5.84%、標準ドレッシング群6.68%となり(オッズ比0.87、95%CI 0.57-1.33、絶対リスク差-0.77%、-3.19-1.66%、P=0.52)、90日時の感染発生率にも有意差は見られなかった(同0.84、0.59-1.19、-1.76%、-5.41-1.90%、P=0.32)。3カ月時および6カ月時のDisability Rating Index、EQ-5Dなどのスコアや30日時の局所創傷治癒合併症発生率に有意差はなかった。 ...