1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. アフリカ諸国のCOVID-19大流行に対する脆弱性は?

アフリカ諸国のCOVID-19大流行に対する脆弱性は?

2020年2月25日  Lancet

アフリカ諸国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する準備態勢と脆弱性をモデリング研究で検討(1月20日時点で、エジプトでアフリカ大陸初の新型コロナウイルス感染が1例報告されている)。感染者が出ている中国都市とアフリカ間の航空運航量に関するデータからリスクを推算し、2つの指標(WHO International Health Regulations Monitoring and Evaluation FrameworkおよびInfectious Disease Vulnerability Index)を用いて対応能力と脆弱性を評価した。 ウイルス持ち込みのリスクが最も高い国(エジプト、アルジェリア、南アフリカ)には、中等度ないし高度の大流行への対応能力がある。中等度リスクの国(ナイジェリア、エチオピア、スーダン、アンゴラ、タンザニア、ガーナ、ケニア)の対応能力は国ごとに異なるが、いずれも脆弱性が高い。北京市、広東省、福建省それぞれの地域と行き来がある国から3つのクラスターを特定した(クラスター1[北京市]:18カ国、クラスター2[広東省]:7カ国、クラスター3[福建省]:...