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皮膚がん診断アプリの精度、実際はさらに低い

2020年2月26日  British Medical Journal

皮膚がん疑い病変の画像を基にがんリスクを評価するスマートフォンアプリの精度と妥当性を診断精度研究9件(アプリ6種、病変画像1132枚)の系統的レビューで検討した。 その結果、対象となった研究は小規模で研究方法の質が低く、評価不能な画像の発生率が高く、検証方法もさまざまだった。病変の選択および撮影はスマートフォン使用者でなく臨床医が行っていた。2種類のアプリは欧州指令に適合したことを示すCEマークを取得していた。研究1件(病変15個、悪性黒色腫5個)が検証したSkinScanの悪性黒色腫診断の感度は0%、特異度は100%、2件(病変252個、悪性または前がん病変61個)が検証したSkinVisionの悪性または前がん病変診断の感度は80%、特異度は78%だった。 ...