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新生児の遅発型感染診断にCRPの有用性みられず

2020年2月26日  JAMA Pediatrics

新生児の遅発型感染の診断に用いる血清C反応性蛋白(CRP)値の有用性を系統的レビューとメタ解析で検討。論文1万394編のうち22編(乳児計2255例)を対象に、微生物学的血液培養検査の精度と比較した。 その結果、独立評価によるバイアスリスクは低く、特異性の中央値(真の陰性結果の割合)は0.74、統合感度(真の陽性結果の割合)は0.62だった。遅発性感染の検査前確率40%(対象試験中央値)の乳児評価に血清CRP値を加えると、検査結果が陰性の場合は検査後確率が26%、陽性の場合は61%となった。遅発型感染が疑われる乳児の初期評価時に血清CRP値を測定しても早期診断の一助にはならないことが示された。 ...