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血糖降下薬と心血管リスクの関連を比較

2020年2月27日  専門誌ピックアップ

血糖降下薬と心血管転帰の関連を検討すべく、10クラスの血糖降下薬の心血管安全性に関する無作為化比較試験の系統的レビューとメタ解析232件のアンブレラレビューを実施した。 その結果、グリメピリドが脳卒中(相対リスク2.01)、rosiglitazoneが心筋梗塞および心不全の(同1.28、1.72)、ピオグリタゾンが心不全(同1.40)のリスク増加と関連を示すなど、血糖降下薬と心血管疾患リスク増加の関連6件が確認された。GLP-1受容体作動薬が主要有害心血管イベント(MACE)、心血管疾患死、心筋梗塞、脳卒中、心不全(同0.88、0.87、0.92、0.84、0.90)、albiglutideがMACE、心筋梗塞、心不全(0.81、0.77、0.71)、デュラグルチドが脳卒中(同0.78)のリスク低下と関連を示すなど、血糖降下薬と心血管疾患リスク低下の関連38件が確認された。 ...