子宮筋腫摘出術、術式問わず健康関連QOLを大幅改善

筋腫摘出術後の子宮筋腫患者1206例を対象に、術式（腹式術、腹腔鏡下術、子宮鏡下術）による短期的健康関連生活の質（QOL）への影響を前向きレジストリ研究で比較（Compare-UF試験）。直接比較は腹式群と腹腔鏡群間でのみ実施した。 その結果、全患者で短期的健康関連QOLおよび症状重症度スコアが著しく改善し、術式での差は見られなかった。日常生活復帰までの平均期間は子宮鏡群0日、腹腔鏡群21日、腹式群28日だった。傾向スコア重み付け後の日常生活復帰状況は腹腔鏡群で腹式群に比べ良好となり（復帰までの期間の四分位範囲14.0-28.0日 vs. 14.0-35.0日、P＜0.01）、職場復帰までの期間中央値も腹式群で長かった（22日 vs. 42日）。 ...