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切除可能大腸がん肝転移、セツキシマブ上乗せでOS短縮(2020/2/27訂正)

2020年2月27日  The Lancet Oncology

KRAS野生型の切除可能な大腸がん肝転移患者257例を対象にセツキシマブの化学療法への上乗せ効果を検討した非盲検無作為化比較第III相試験(New EPOC試験)の長期追跡結果を報告。中間解析で、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)が化学療法単独群と比べて化学療法+セツキシマブ群で有意に短縮することが示されている。 最終患者の登録から5年後の解析(追跡期間中央値66.7カ月)で、PFS中央値は化学療法単独群22.2カ月、化学療法+セツキシマブ群15.5カ月(ハザード比1.17、95%CI 0.87-1.56、P=0.304)、副次評価項目の全生存期間(OS)中央値は81.0カ月、55.4カ月[同1.45(1.02-2.05)、P=0.036]だった。化学療法単独群で1例、化学療法+セツキシマブ群で4例の治療関連と思われる死亡が報告された。 【訂正】2020年2月27日に以下を訂正しました。 タイトルの「切除可能大腸がん肝転移、セツキシマブ上乗せでOS改善」は「切除可能大腸がん肝転移、セツキシマブ上乗せでOS短縮」の誤りでした。お詫びして訂正します。 ...