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閉塞性睡眠時無呼吸がアルツハイマー病リスクと関連

2020年2月28日  The Laryngoscope

台湾国民健康保険研究データベースからの閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者3978人とマッチさせた非OSA患者1万5912人を対象に、治療中または治療を受けていないOSA患者のアルツハイマー病(AD)のリスクを実際のエビデンスに基づき後ろ向きコホート研究で評価した。 調整後コックス比例ハザードモデルでは、OSAは高いAD発症率と独立して有意に関連した(ハザード比2.12)。OSA発症からAD発症までの平均期間は5.44年(標準偏差2.96)だった。サブグループ解析では、OSAの影響は、60歳以上の患者、男性サブグループ、持続気道陽圧(CPAP)または外科的治療を受けていない患者、また、薬理学的治療を受けていない患者で有意だった。CPAPまたは手術を受けたOSA患者は、治療を受けていない患者と比べて、ADのリスクが有意に低かった(発症率比0.23)。 ...