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転移性前立腺がんへのドセタキセル先行投与が有益

2020年2月28日  専門誌ピックアップ

低ないし高腫瘍量転移性ホルモン感受性前立腺がん患者830例を対象に、標準療法に先行するドセタキセル投与の長期生存への影響を検討した(STAMPEDE試験)。 追跡期間中央値78.2カ月で、生存に対し標準療法単独に対するドセタキセル先行投与の有益性に良好なエビデンスが確認され(ハザード比0.81、95%CI 0.69-0.95、P=0.009)、転移腫瘍量サブグループ間でドセタキセルの効果に不均一性のエビデンスはなかった(交互作用のP=0.827)。治療成功生存期間(同0.66、0.57-0.76、P<0.001)および無増悪生存期間(同0.69、0.59-0.81、P<0.001)でドセタキセルの有益性が認められ、腫瘍量サブグループ間で効果に不均一性はみられなかった。 ...