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COVID-19感染患者80例の胸部CT所見

2020年2月26日  専門誌ピックアップ

中国で2020年1-2月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断を受けた患者80例を対象に、胸部CT所見と臨床的特徴の関連を検討した。 臨床症状に咳嗽(73%)、発熱(76%)があり、CT所見の異常で多かったのは、すりガラス陰影(91%)、コンソリデーション(63%)、小葉間隔壁肥厚(59%)だった。ほとんどの病変が多発性で、平均12±6区域に所見があった。異常が多く見られた肺区域は、右下葉背部(85%)、右下葉後肺底区(85%)、右下葉外側肺底区(80%)、左下葉背部(76%)、左下葉後肺底区(81%)だった。平均肺炎症指数(pulmonary inflammation index:PII)は34±20%。PII値とリンパ球数、単核球数、C反応蛋白、プロカルシトニン、発症からの期間、体温に有意な相関が見られた。 ■■新型コロナウイルス(2019-nCoV)の関連情報を随時更新中!■■ ...