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慢性副鼻腔炎の急性増悪頻度関連因子を特定

2020年2月29日  専門誌ピックアップ

慢性副鼻腔炎患者3109例を対象に、高頻度の急性増悪に関連する臨床因子を後ろ向きコホート研究で検討。副鼻腔の症状悪化に対する抗菌薬処方の回数が1年間に4回以上発生する場合を高頻度急性増悪、0-3回を低頻度急性増悪と定義した。 600例(19.3%)が高頻度急性増悪群に分類された。喘息、アレルギー性鼻炎、好酸球数150/μL以上および自己免疫疾患が高頻度の急性増悪と関連し、年齢、人種、性別で調整後、オッズ比は統計学的に有意だった(調整オッズ比:喘息2.61、95%CI 2.14-3.18、アレルギー性鼻炎1.96、1.58-2.42、好酸球数150/μL以上1.54、1.21-1.97、自己免疫疾患1.68、1.36-2.07)。抗体欠損症、抗菌薬アレルギー、一秒量(FEV1)低下、X線検査での副鼻腔炎重症度、鼻茸、副腎皮質ステロイドの全身投与も高頻度急性増悪と関連していた。 ...