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CHDリスク予測には多遺伝子リスクスコアより従来計算式

2020年3月3日  Journal of the American Medical Association

米国のアテローム性動脈硬化症研究に参加した成人(ARIC研究4847例、MESA研究2390例)を対象に、多遺伝子リスクスコアが冠動脈性心疾患(CHD)リスク予測精度を改善するかを後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、多遺伝子リスクスコアは10年CHD発症率と有意に関連した(1標準偏差増加当たりのハザード比:ARIC 1.24、MESA 1.38)。2013年米国心臓病学会/米国心臓協会リスク計算式(pooled cohort equations)に多遺伝子リスクスコアを追加しても、両コホートで識別能(C統計量の変化:ARIC -0.001、MESA 0.021)、10年リスク閾値を7.5%とした場合の再分類(純再分類改善度:ARIC 0.018、MESA 0.001)、キャリブレーションは有意に改善しなかった。 ...