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低用量メトトレキサートの有害事象で多いのは?

2020年3月4日  Annals of Internal Medicine

糖尿病またはメタボリックシンドロームを伴う心血管疾患患者4786例を対象に、低用量メトトレキサート(用量中央値15mg/週)の有害事象リスクを無作為化プラセボ対照試験の2次解析で検討。追跡期間中央値は23カ月だった。 その結果、注目すべき有害事象の発生率はメトトレキサート群87.0%、プラセボ群81.5%だった(ハザード比1.17、95%CI 1.10-1.25)。メトトレキサート群でプラセボ群に比べリスクが高い有害事象は消化器系(同1.91、1.75-2.10)、呼吸器系(同1.52、1.16-1.98)、感染性(同1.15、1.01-1.30)および血液系(同1.15、1.07-1.23)で、皮膚がんリスクも高かった(同2.05、1.28-3.28)。腎臓有害事象発生率はメトトレキサート群で低かった(同0.85、0.78-0.93)。 ...