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UKR再置換率に執刀医手術件数の影響はあるか

2020年3月4日  専門誌ピックアップ

セメント固定またはセメントレス固定を用いた人工膝関節単顆置換術(UKR)の再置換率に及ぼす執刀医の手術件数の影響を検討。執刀医を年間手術件数により低頻度群(10件未満)、中頻度群(10件以上30件未満)、高頻度群(30件以上)に分類して比較した。 その結果、高頻度群の執刀医はセメントレスを多く使用していた(セメント固定30.4% vs. セメントレス15.1%)。マッチさせたセメントレスとセメント固定の10年生存率はそれぞれ93.2%、90.2%(ハザード比 0.76、P=0.002)、執刀医の年間手術件数別にみると低頻度群86.8% vs. 81.8%、中頻度群94.3% vs. 92.5%、高頻度群97.5% vs. 94.2%だった。再置換率は、いずれの群でもセメントレスの方が低かった(ハザード比:高頻度群0.74、中頻度群0.79、低頻度群0.80)。 ...