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片眼視視力は視力関連QOLを過小評価

2020年3月6日  Ophthalmology

男女1822人を対象に、両眼視視力と片眼視視力で評価した視力障害が視力関連生活の質(VRQoL)に及ぼす影響を集団ベース横断研究で比較した(Singapore Chinese Eye Study-2)。 その結果、両眼視視力および片眼視視力のLogMAR視力表での2行ごとの増加(悪化)はImpact of Visual Impairment(IVI)質問票の「精神的満足度」、「動作および自立性」、「情報の読解および入手」スコアの低下と独立した関連がみられたが(いずれもP<0.05)、片眼視視力使用時の全ドメインのIVIスコア低下度は両眼視視力使用時に比べ著しく小さく(P<0.1)、両眼視視力のβ推定値に比べ視力良好眼の視力でのIVIスコア低下度は「精神的満足度」で27.8%、「動作および自立性」で19.4%、「情報の読解および入手」で24.2%小さく、視力不良眼の視力では38.9%、58.1%、57.5%小さかった。 ...