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COVID-19患者の隔離室で広範な汚染、糞口感染も示唆

2020年3月6日  Journal of the American Medical Association

シンガポールで2020年1月下旬から2月上旬にかけて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染患者3例を収容した前室・トイレ付き空気感染隔離室(換気頻度は12回/時)3室から空気検体と26カ所の表層環境検体を採取。汚染の度合いを調査した。 患者A(中等症)の部屋からは、患者にまだ症状が残っていた第4、10病日の定期清掃後に検体を採取し、全検体が陽性だった。患者B(中等症)の部屋からは、患者に症状があった第8病日、症状が消失していた第11病日の定期清掃後にそれぞれ検体を採取し、全検体が陰性だった。 患者C(軽症)の部屋からは、患者に症状がある第5病日の清掃前に検体を採取した。その結果、病室の15カ所中13カ所(オーバーテーブル、排気ファン、ベッド柵、ロッカー、椅子、照明スイッチなど)、トイレの5カ所中3カ所(便器、シンク、ドアノブ)の検体が陽性だったが、前室と廊下は全検体が陰性だった。個人防護服(PPE)は靴の前面以外陰性で、全空気献体も陰性だった。 ■■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の関連情報を随時更新中!■■ ...