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妊娠中のマクロライド系抗菌薬で先天異常リスク増

2020年3月7日  British Medical Journal

妊娠中に抗菌薬処方を受けた母親からの1990-2016年の出生児10万4605人を対象に、マクロライド系薬処方と児の有害転帰の関連を集団ベースコホート研究でペニシリン系薬と比較した。 その結果、1000人当たりの重大な奇形発生率はマクロライド系薬群21.55、ペニシリン系薬群17.36だった。妊娠第1期のマクロライド系薬処方はペニシリン系薬に比べ全重大奇形および心血管奇形リスク増加と関連し(調整後リスク比1.55および1.62)、全妊娠期間では生殖器奇形リスク増加と関連した(同1.58)。妊娠第1期のエリスロマイシンは全重大先天異常リスク増加と関連した(同1.50)。その他の奇形および神経発達障害との統計的有意な関連は見られなかった。 ...