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高血圧管理に地域ベースの介入が有効

2020年3月7日  New England Journal of Medicine

バングラデシュ、パキスタン、スリランカの農村地域で、高血圧を有する成人2645例を対象に、地域に根差した戦略の効果をクラスター無作為化比較試験で検討(COBRA-BPS試験)。介入は、自治体のヘルスワーカーによる自宅訪問、医師への訓練、公共部門でのケアの調整などだった。 24カ月時の平均収縮期血圧は、介入群で9.0mmHg、通常ケアを実施する対照群で3.9mmHg低下した。平均低下量は介入群の方が5.2mmHg大きかった(95%CI 3.2-7.1、P<0.001)。拡張期血圧の平均低下量は介入群の方が2.8mmHg大きかった(同1.7-3.9)。目標血圧(140/90mmHg未満)達成率は、介入群53.2%、対照群43.7%だった(相対リスク1.22、1.10-1.35)。 ...