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HCV高リスク者に検査を促す介入、低コストで一定の効果

2020年3月8日  British Medical Journal

プライマリケア診療所43施設を対象に、C型肝炎ウイルス(HCV)検査受検を促す複合的介入の有効性および費用対効果をクラスター無作為化比較試験で検討(HepCATT試験)。介入には、HCVリスクがある患者を特定して検査案内状を送るシステムや診療中のシステム画面にポップアップで表示を出して患者に検査を促すなどが含まれた。 その結果、試験期間中の警告患者のHCV検査率は介入群16%(22軒、1万3097例中2071例)、通常ケアのみの対照群10%(21軒、1万1376例中1163例)で、調整率比は1.59(95%CI 1.21-2.08、P<0.001)だった。質調整生存年(QALY)当たりの増分費用効果比は6212ポンドで、支払意思額の閾値QALY当たり2万ポンドを92.5%の確率で下回った。 ...