緑内障患者の点眼アドヒアランスに心理社会的環境因子が関連

点眼薬の点眼アドヒアランス不良を自己報告している40歳以上の緑内障患者95例を対象に、心理社会的環境と点眼アドヒアランスの関連を前向きコホート研究で検討した（SEE personalized glaucoma coaching pilot study）。 その結果、主要評価項目に規定した3カ月間の遵守率中央値は74％だった。高収入（P＜0.0001）および高学歴（P＝0.03）は高い遵守率と有意に関連した。単変量解析（P＜0.0001）および多変量解析（P＝0.0002）の両方で緑内障関連の苦痛（平均スコア5.6点）は点眼遵守率と逆相関を示し、緑内障関連の苦痛スコアの1点増加は順守率の2.4％ポイント低下を予測した。 ...