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ナトリウム減量による血圧低下効果に用量反応関係

2020年3月9日  British Medical Journal

ナトリウムによる食事摂取量と血圧への影響を検討するため、ナトリウム減量群と通常摂取群を比較した無作為化試験133件(対象計1万2197人)の系統的レビューおよびメタ解析を実施した。 その結果、収縮期血圧が24時間尿中ナトリウム排泄量50mmol減少ごとに1.10mmHg(P<0.001)、拡張期血圧は0.33mmHg(P=0.03)低下した。24時間尿中ナトリウムの減少量が同じ場合、高齢者、非白人およびベースラインの収縮期血圧値が高い人で収縮期血圧低下が大きかった。収縮期血圧は、15日未満の試験では24時間尿中ナトリウム排泄量50mmol減少ごとに1.05mmHg(P=0.002)低下し、15日以上の試験では2.13mmHg(P=0.002)低下した。 ...