小児の早期人工内耳植込み、表出文法能と受容語彙に課題
生後5-18カ月時に両側同時人工内耳植込み術を受けた小児21例と聴力正常の対照小児21例を対象に、6年間の言語発達の推移とその関連因子を縦断研究で検討した。 その結果、植込み後3-36カ月時の全般的な表出言語能力と受容言語能力には有意な群間差が見られたが、4年時には両群の全般的言語力が同等となり、人工内耳群の大部分の小児では試験スコアが対照群の平均値の1 SD(標準偏差)以内となった。しかし、人工内耳群では4-6年時の表出文法能と受容語彙数が低く、72カ月時の平均受容語彙スコアは対照群の平均値より約1 SD低かった。 ...
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