ぶどう膜炎再発に硝子体内埋込薬が有効

慢性非感染性後部ブドウ膜炎患者129例を対象に、硝子体内埋め込み薬フルオシノロンアセトニド0.18mgの有効性および安全性を無作為化第III相試験で検討した。 その結果、6カ月時のブドウ膜炎再発率は被験薬群18.4％、偽治療群78.6％、12カ月時では27.6％、85.7％と被験薬群で有意に低かった（いずれもP＜0.001）。12カ月時の補助的抗炎症治療を必要とした患者の割合および15文字以上の最高矯正視力低下発生率は被験薬群の方が低く、黄斑浮腫消失率は被験薬群の方が高かった。12mmHg以上の眼圧増加発生率は被験薬群18.4％、偽治療群9.5％だったが、眼圧低下薬使用率は同等だった。被験薬に白内障発症率増加と関連がみられた。 ...