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COVID-19成人例で死亡の危険因子が判明

2020年3月10日  Lancet

中国・湖北省武漢市の医療機関2施設で、2020年1月31日までに退院または死亡した18歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者191例(退院137例、死亡54例)を対象に、院内死亡の危険因子を後ろ向きコホート研究で検討した。 対象の48%に併存疾患があり、高血圧(30%)、糖尿病(19%)、冠動脈疾患(8%)が多かった。多変量回帰分析で、高齢(1歳増加当たりのオッズ比1.10、95%CI 1.03-1.17、P=0.0043)、入院時のSOFA(sequential organ failure assessment)スコア高値(同5.65、2.61-12.23、P<0.0001)およびD-ダイマー 1μg/L超(同18.42、2.64-128.55、P=0.0033)が院内死亡のオッズ上昇と関連を示した。生存者のウイルス排出期間中央値は20.0日(四分位範囲17.0-24.0)だったが、非生存者では死亡時までウイルスが検出された。生存者の最長ウイルス排出期間は37日だった。 ■■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の関連情報を随時更新中!■■ ...