腸内微生物叢の特徴がイヌリンを用いたプレバイオティクス介入の反応性に及ぼす影響を肥満患者4例の便検体を移植した肥満マウスで検討。高脂肪食を与えイヌリンで治療したマウスの代謝性変化と腸内細菌叢の変化をイヌリンを3カ月補給した肥満患者と比較した。 その結果、別々の肥満患者の便検体を移植したマウスのイヌリンに対する反応はそれぞれ異なり、細菌属のバルネシエラ属、ビロフィラ属、ブチリシモナス属などが脂肪過多および脂肪肝の緩和と相関が見られた。イヌリンを3カ月間補給した肥満患者での介入前のアナエロスティペス属、アッカーマンシア属、ブチリシコッカス属の水準がイヌリンによるBMI低下の促進因子だった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。