原発性黒色腫患者を対象に、腫瘍浸潤リンパ球グレード(TIL grade)の予後的意義を観察研究13件(対象7633例)のメタ解析で検討した。 単変量解析で、活発なTILグレードが非活発またはTILグレードなしと比べて良好な5年時の全生存、疾患特異的生存率(DSS)、評価時のDSSと有意に強い相関がみられた(ハザード比0.62、95%CI 0.44-0.88、I2=0、0.53、0.30-0.96、11%、0.51、0.30-0.87、I2=0)。多元的解析で、活発なTILグレードにDSS良好との関連、非活発またはTILグレードなしにDSS不良との相関があった(同0.50、0.30-0.90、8.7、2.7-40.3)。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。