MRI標的生検と系統的生検併用で前立腺がんの検出増加

前立腺にMRI可視病変を有する男性2103例を対象に、MRI標的生検と12コアの系統的生検の単独または併用による前立腺がんの診断精度を比較した（Trio試験）。 その結果、併用生検で1312例（62.4％）ががんと診断され、404例（19.2％）が根治的前立腺全摘除術を受けた。、併用生検ではMRI標的生検または系統的生検単独よりも208例（9.9％）多くがんが診断され、458例（21.8％）でグリーソン分類のグレードが上昇した。根治的前立腺全摘除術を受けた404例では、手術標本の病理組織学的解析でグレードが3以上（臨床的に重要ながん）に上昇した患者の割合は、MRI標的生検8.7％、系統的生検16.8％、併用生検3.5％だった。 ...