小児の近視に近見作業と照度が関連

小児86人を対象に、作業距離および眼の高さでの照度を測定可能なウェアラブルデバイスで評価した近見作業および屋外曝露と近視の関連を検討した。 非患者群に比べると、近視患者群では1日当たりの3000ルクス超および5000ルクス超の光度への平均曝露時間が短く（P＝0.012、0.004）、1日当たりの20cm未満の距離での平均活動時間が長かった（P＝0.019）。多変量ロジスティック解析の結果、高光度下での時間が近視の防御因子（オッズ比：3000ルクス超0.27、95％CI 0.10-0.72、P＝0.009、5000ルクス超0.11、0.02-0.56、P＝0.008）、20cm未満の作業距離が危険因子だった（同：3000ルクス超の環境下1.17、1.09-1.86、P＝0.038、5000ルクス超の環境下1.12、1.03-1.77、P＝0.046）。 ...