大規模製薬会社の利益率は他業種より高い

大規模製薬会社35社とS&P500構成銘柄で他業種の大規模会社357社を対象に、2000-18年の年次会計報告書から収益性を横断研究で比較した。 二変量回帰モデル解析の結果、他業種の会社に比べると、製薬会社の年間利益率中央値が有意に高く、差は粗利益率39.1％、EBITDA率10.4％、純利益率6.1％だった（いずれもP＜0.001）。研究開発費を報告している会社に限定した会社規模および会計年で調整後の回帰モデルでは、その差が30.5％（95％CI 20.9％-40.1％、P＜0.001）、9.2％（同5.2％-13.2％、P＜0.001）、3.6％（同0.011％-7.2％、P＝0.05）とだった。 ...