オピオイド治療長いほど中止後の過剰摂取死と自殺死増

2012年10月から2014年9月に外来でオピオイド鎮痛薬を処方された米国退役軍人139万4102人を対象に、オピオイド治療中止、治療期間、過剰摂取または自殺による死亡の関連を多変量Cox非比例ハザード回帰モデルで検討した。 評価期間中に過剰摂取または自殺による死亡が2887件確認され、オピオイド治療中止率は57.4％（79万9668人）だった。オピオイド治療中止と治療期間の間に有意な相互作用が見られ（P＜0.001）、治療中止は過剰摂取または自殺による死亡リスク上昇と関連し、治療期間が長いほどリスクが上昇した（ハザード比：治療期間30日以下1.67、31-90日2.80、91-400日3.95、400日超6.77）。生命表の記述データは、治療開始および中止直後の過剰摂取または自殺による死亡リスク上昇を示唆した。 ...