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レビー小体型認知症のAβ沈着、DAT活性で予測可能か

2020年3月18日  専門誌ピックアップ

レビー小体型認知症(DLB)患者51例を対象に、アミロイドβ(Aβ)沈着と線条体ドーパミン枯渇、認知機能、神経精神症状との関連を検討した。 その結果、脳内アミロイドプラークスコアでのAβ陽性群は、陰性群に比ると診断時の年齢が若く(P=0.017)、注意機能および視空間機能の成績不良(P=0.028、0.006)、不安および神経精神症状の負担を伴う患者の割合が高かった(P=0.006、0.013)。Aβ陽性群で、年齢、性別、学歴に関係なく被殻前部および腹側線条体のドーパミン輸送体(DAT)活性低下が見られた(P=0.015、0.006)。腹側線条体でのDAT活性低下に不安および神経精神症状の負担と有意な関連が見られた。 ...