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長期作用型注射2剤併用、HIV-1抑制維持で非劣性

2020年3月18日  New England Journal of Medicine

ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)感染者を対象に、月1回投与の長期作用型注射剤cabotegravir+リルピビリン2剤併用療法の効果を第III相試験で検討(ATLAS試験)。標準経口治療で6カ月以上HIV-1 RNA 50コピー/mL未満に抑制されている患者を経口治療継続群または長期作用型注射剤への切り替え群に無作為に割り付けた(各群308例)。 その結果、48週時のHIV-1 RNA 50コピー/mL以上の患者の割合は長期作用型注射剤群1.6%、経口治療群1.0%(調整後の差0.6%ポイント、95%CI -1.2-2.5)で、群間差が非劣性マージンの6%ポイントを下回ったため長期作用型注射剤の非劣性が示された。長期作用型注射剤群の75%に注射部位疼痛が発生した。 ...