1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 更年期の血管運動症状抑制にfezolinetantが有望

更年期の血管運動症状抑制にfezolinetantが有望

2020年3月19日  専門誌ピックアップ

中等度ないし重度の血管運動症状(VMS)がある閉経後女性287例を対象に、選択的ニューロキニン3受容体拮抗薬fezolinetant(15mg、30mg、60mg、90mgの1日2回投与、30mg、60mg、120mgの1日1回投与の7通りのレジメン)のVMS抑制効果を第IIb相無作為化プラセボ対照用量範囲探索試験で検討した。 その結果、fezolinetant群で、1日当たりの中等度ないし重度のVMS発生頻度が4週時で1.9-3.5回、12週時で1.8-2.6回低下し(プラセボ群に対する全レジメンのP<0.05)、プラセボ群とのVMS重症度スコアの平均差は-0.4--1(全レジメンのP<0.05)、-0.2--0.6(60mgおよび90mgの1日2回投与および60mgの1日1回投与のP<0.05)だった。治療下で発現した有害事象は概ね軽度ないし中等度で、重篤な治療下で発現した治療関連の有害事象は見られなかった。 ...