開放隅角緑内障患者417例638眼(視野データ6380件)を対象に、視野の傾向分析に用いるデータ拡張の有用性を検証。測定1-3回から1-9回の全偏差データから測定10回目の全偏差を予測し、二乗平均平方根誤差(RMSE)を算出した。 点別線形回帰(PLR)解析の結果、データ拡張なしでの平均RMSEは3.95dB(測定1-3回)-19.01dB(1-9回)だった。RMSEは、回転、拡大縮小、垂直および水平移動のアフィン変換を用いると有意に改善し、この組み合わせによって測定1-10回の進行率とそれより少ない測定回数での予測値の一致度が改善した。データ拡張を適用した場合の視野進行率の実測値と予測値の差は、データ拡張非適用時よりも有意に小さかった。 ...
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