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高齢者へのCa拮抗薬処方で処方カスケード多発

2020年3月20日  Annals of Internal Medicine

高血圧の高齢者(66歳以上)4万1086例を対象に、カルシウム(Ca)拮抗薬新規処方とその後のループ利尿薬処方との関連を集団ベースのコホート研究で検討。他の降圧薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬)新規処方患者6万6494例および関連のない薬剤の新規処方患者23万1439例を対照とした。 その結果、Ca拮抗薬群は対照2群に比べて、ループ利尿薬処方の90日累積発生率が高かった(1.4% vs. 他の降圧薬群0.7%および関連のない薬剤群0.5%、P<0.001)。調整後のCCB群のループ利尿薬処方率は、他の降圧薬群[ハザード比:処方後1-30日1.68(95%CI 1.38-2.05)、31-60日2.26(1.76-2.92)、61-90日2.40(1.84-3.13)]および関連のない薬剤群[同2.51(2.13-2.96)、2.99(2.43-3.69)、3.89(3.11-4.87)]より高かった。 ...