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AIDS関連カポジ肉腫、低・中所得国での至適治療

2020年3月20日  Lancet

ブラジル、ケニアなど低・中所得国6カ国で、進行したAIDS関連カポジ肉腫患者334例を試験治療2種または対照治療に無作為に割り付け、資源の乏しい環境での至適治療を3群非盲検非劣性試験で検討。48週時の無増悪生存率(PFS)を主要評価項目とし、非劣性マージンを15%に設定した。 その結果、対照治療の抗レトロウイルス療法(ART)+パクリタキセル(59例、PFS50%)とART+エトポシド(59例、PFS20%)の比較でPFSの絶対差は-30%(95%CI -52--8)だった。ART+パクリタキセル(138例、PFS64%)とART+ブレオマイシンおよびビンクリスチン(132例、PFS44%)の比較では-20%(同-33--7)だった。試験治療2種の非劣性は示されなかった。 ...