新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断に用いる胸部CT検査の有用性を検討。COVID-19患者51例と他のウイルス性疾患(アデノウイルス)患者2例のCT画像と比較した。 その結果、基礎疾患があったCOVID-19入院患者2例を他の感染症と誤診したが、残るCOVID-19患者49例とアデノウイルス感染患者2例は正確に診断した(誤診率3.9%)。COVID-19患者の主な胸部CT所見は、すりガラス陰影(GGO)やコンソリデーション(いずれも血管拡張の有無を問わず)、小葉間の中隔肥厚、気管支気像所見だった。「逆暈徴候」所見や暈徴候を伴う肺結節はまれだった。 ...
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