健常者の左右眼40対を対象に、スマートフォンと細隙灯生体顕微鏡を併用した角膜内皮の定性的および定量的解析法の実行可能性を検討。被験眼を角膜内皮細胞撮影装置(スペキュラーマイクロスコープ)で撮影した後、角膜内皮を細胞の六角格子構造が特定できるまで撮影したスマートフォン(iPhone 7 Plus)の4K動画を解析した(平均録画時間2分40秒)。 その結果、動画の平均級内相関係数は0.67だった。スマートフォンとスペキュラーマイクロスコープで計測した内皮細胞数の平均差は-209個/mm2で、有意性は達成されなかった(P=0.14)。Bland-Altman分析では、両者に比例誤差は見られなかった(係数-0.20、t値-0.42、P=0.68)。 ...
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