米国で、競技歴約20年のマスターズレベルのボート選手228人および陸上長距離走選手214人(50-75歳)を対象に、大動脈拡張有病率を横断研究で検討した。 その結果、バルサルバ洞および上行動脈の直径が40mm以上と定義した臨床的意義のある大動脈拡張の有病率は全体21%、男性31%、女性6%だった。既報のノモグラムと比較したところ、今回の大動脈拡張値では右シフトおよび右方向に裾を引く分布が見られた(いずれもP<0.001)。2以上のZスコア発生率は24%だった。調整後多変量解析で、エリート競技者(世界選手権またはオリンピックのボート競技参加または2時間45分以内のマラソン時間)およびボート競技は大動脈サイズと独立の関連を示した。 ...
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