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ERBB2陰性乳がん、ペムブロリズマブ追加でpCR率大幅に改善

2020年3月23日  JAMA Oncology

高リスクII/III期乳がん患者250例を対象に、アンスラサイクリン+タキサンによる標準術前化学療法(NACT)に追加したペムブロリズマブの病理学的完全奏効(pCR)効果を進行中の非盲検多施設共同無作為化第II相プラットフォーム試験で検討した(I-SPY2試験)。 ペムブロリズマブ+NACT群および対照群(標準NACT)の最終推定pCR率は、ERBB2陰性コホートで44%、17%、HR陽性ERBB2陰性コホートで30%、13%、トリプルネガティブコホートで60%、22%だった。各コホートともペムブロリズマブによって残存種用量が低下した。ペムブロリズマブ+NACT群で高頻度に見られる免疫関連有害事象は甲状腺機能障害(13.0%)、副腎機能不全 (8.7%)だった。 ...