オーストラリア・ニュージーランド透析移植登録のデータを用いて、1970-2015年に初回腎移植を受けた小児および青年1810例(移植時年齢中央値14歳)を特定。移植の時期と死亡の関連を後ろ向きコホート研究で評価した。 中央値13.4年の追跡調査で、原因別死亡は心血管系174例、感染症74例、がん50例、その他133例で、計431例(24%)の死亡が確認された。5年生存率は1970-85年の85%から2005-15年の99%と経時的改善が確認され、心血管系(1970-85年と比較した2005-15年調整後ハザード比0.25、95%CI 0.08-0.68)および感染症(同0.16、0.04-0.70)による死亡減少が主な原因だった。1970-85年に移植を受けた患者と比較して、2005-15年に移植をうけた患者の死亡リスクは、交絡因子で調整後72%低かった(同0.28、0.18-0.69)。 ...
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