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マラリアにアルテミシニンベースの3剤併用療法が有効

2020年3月25日  Lancet

マラリア2剤併用療法(ACT)耐性地域を含む8カ国の医療機関18施設で、アルテミシニンベースの3剤併用療法(TACT)の有効性を非盲検無作為化試験で検討。合併症のない熱帯熱マラリア患者1100例を対象に、患者の所在地に応じて治療法を選択し、無作為に2群に割り付けた。 その結果、dihydroartemisinin-piperaquine配合剤と同配合剤+メフロキン併用の有効性は、カンボジア、タイ、ベトナムで48% vs. 98%(リスク差51%、95%CI 42-59、P<0.0001)、ミャンマーで100% vs. 91%(同9%、1-17、P=0.12)だった。ラオス、ミャンマー、バングラデシュ、インド、コンゴ民主共和国でアルテメテル・ルメファントリン配合剤と同配合剤+amodiaquine併用を比較した結果、有効性は同等だった(97% vs. 98%、リスク差2%、95%CI-1-4、P=0.30)。 ...