1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 米メディケア二重資格者の有無で死亡率に差

米メディケア二重資格者の有無で死亡率に差

2020年3月26日  Journal of the American Medical Association

2004-17年の65歳以上出来高払い方式メディケア受給者7101万7608人を対象に、メディケイドの加入資格がある二重資格者とメディケアのみ加入資格があるメディケア単体受益者の死亡率および入院率の年次変化を連続横断試験で検討した。 その結果、二重資格者群はメディケア単体受益者群よりも調整後年間全死亡率が高く、群間差は2004年(調整オッズ比2.09、95%CI 2.08-2.10)から2017年(同2.22、2.21-2.23)で拡大した(二重加入状況と時間の交互作用のP<0.001)。受益者10万人年当たりの全入院件数は、二重資格者群の方がメディケア単体受益者群よりも多く、群間差は2004年(調整リスク比1.72、95%CI 1.71-1.73)から2017年(同1.83、1.82-1.83)で拡大した(交互作用のP<0.001)。入院した受益者での30日死亡率および1年死亡率も二重資格者群の方が高く、群間差は2017年まで変わらなかった。 ...