COVID-19妊婦、積極的管理で転帰良好
2020年3月26日 専門誌ピックアップ
中国・湖北省武漢市の同済医院で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に罹患した妊娠女性の妊娠および出生児転帰を後ろ向きに解析。2020年1月1日から2月8日までに同院に入院した妊娠後期の女性7例を2月12日まで追跡した。 患者の平均年齢は32歳、平均在胎期間は39週間＋1日。臨床症状に発熱（6例）、咳嗽1例）、息切れ（1例）および下痢があった。発症から3日以内に、全例に帝王切開を施行した。母体および出生児転帰はいずれも良好で、出生児の出生体重およびアプガースコアも正常だった。経過観察のため入院を継続した出生児3例に新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）検査を実施したところ、1例が出生36時間後に陽性を示した。著者らは、COVID-19に罹患した妊娠女性に関する科学的根拠がない現段階では、積極的管理が最良の戦略だと結論を示した。 ...