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PCI後の出血リスク、2剤併用の方が3剤併用より低い

2020年3月28日  Annals of Internal Medicine

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を施行した成人心房細動(AF)患者に用いる2剤併用療法(直接経口抗凝固薬+P2Y12阻害薬)と3剤併用療法(ビタミンK拮抗薬+アスピリン+P2Y12阻害薬)の出血、死亡および虚血性イベント抑制効果を無作為化比較試験4件(計7953例)の系統的レビューおよびメタ解析で検討した。 その結果、中央値1年の追跡で、確実性の高い科学的根拠から、2剤併用療法の方が3剤併用療法よりも大出血リスク低下との関連が強いことが示された(リスク差-0.013、95%CI -0.025--0.002)。確実性の低い科学的根拠から、全死亡(同0.004、CI -0.010-0.017)、心血管死(同0.001、-0.011-0.013)、心筋梗塞(同0.003、同-0.010-0.017)、ステント血栓症(同0.003、-0.005-0.010)、脳卒中(同-0.003、-0.010-0.005)リスクに対する2剤併用療法の効果が示された。 ...