TNF阻害薬不応の乾癬性関節炎にグセルクマブが有効

生物学的製剤投与歴がなくTNF阻害薬不応または不耐の活動性乾癬性関節炎（PsA）患者362例を対象に、グセルクマブの効果を無作為化プラセボ対照第III相プラセボ対照試験で検討した（DISCOVER-1試験）。 その結果、24週時のACR 20（米国リウマチ学会基準20％改善）達成率は、グセルクマブ4週ごと投与群59％、8週ごと投与群52％、プラセボ群22％で、プラセボ群との差は37％、30％だった（いずれもP＜0.0001）。24週時の重篤な有害事象発生率はグセルクマブの4週ごと投与群0％、8週ごと投与群3％、プラセボ群4％だった。プラセボ群に心不全による死亡1例、重症感染症2例が確認されたが、グセルクマブ治療患者では見られなかった。 ...